『ミラーマン』を冷静に見る

ーー鏡京太郎(石田信之)も「面白いですね!」と絶賛ーー

昭和の特撮を冷静に見る 『キカイダー01』第35話

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第35話「振袖娘ビジンダー地獄絵巻」

 気絶したサブが寝言を言っていた。

 「よかったねお姉ちゃん(小林さち子)、成人式に間に合って」

 寝言は続く。 

「オレも苦労したぜ。でもさ、オレ今までさんざんお姉ちゃんに苦労かけちゃったもんな。綺麗だ。お父ちゃんもお母ちゃんも見てみなよ。お姉ちゃん、とてもよく似合うぜ」

 寝言長いよ。

 振袖を持ったこのシーンが潜在意識に残って、後のメガ幸子誕生のきっかけになったのだろうかと思わなくもない。

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西恵子さんの珈琲「蕃」が昨年いっぱいで閉店

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銀座のコーヒー専門店「蕃」

 し美ゆり子さんのブログ西恵子さんのお店が閉店することを知った。一昨年の9月、上京した際に行ってみた。朝の開店直後だったが、常連らしきグループもいて忙しそうな気配。

 

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西さんには会えなかった

 落ち着いた雰囲気の昔ながらの喫茶店で、店内には西さんの写真や『ウルトラマンエース』のグッズが飾られていた。ブレンドコーヒーとピザ風トースト(うろ覚え)を注文する。

 西さんがいらしたらサインと闘病中の石田さんへの応援コメントをいただきたかったが、ご不在のようで願いは叶わなかった。

 

私はもともと『ウルトラマンエース』ファン

 子供の頃は『帰ってきたウルトラマン』『ウルトラマンエース』の再放送を頻繁にやっていて、ウルトラシリーズでは『エース』が一番好きだった。美川隊員には何かのイベントでお会いできたらと思う。

 『エース』のことを書くたび、昔見たことのない『ミラーマン』のファンサイトをやっているのはなぜだろうと.不思議な気分になる。

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石田さんがサスケさんを主人公にしようとした映画は『鏡面世界の男』?

『鏡面世界の男』とは

 石田さんの自伝本『さよならミラーマン』収録の短編小説である。元レーサーの嶋暁彦が、神社で拾った古代鏡の不思議な力で巨大ヒーローになり、悪と戦うストーリー。巨大化した嶋は覆面を被る設定なので、覆面レスラーのサスケさんを主役に構想を練っていた映画はこれではないかと推察する。そう考えるのは確固たる根拠がある。石田さんは『鏡面世界の男』の商品化を考えていたのだ。

 

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ゲームが完成したら売り込みをかけましょう

 『さよならミラーマン』が出版されたとき、この小説でテキストアドベンチャーを作っていいですか?と申し出ると、石田さんは大変喜ばれた。「作品の神社のモデルになった場所の写真をあげましょうか?」「デザイナーにグラフィックを頼みましょうか?」とノリノリで、「完成して評判がよかったら売り込みをかけましょう」とまで言っておられた。

 

なんとか完成させたい

 しかし舞台が忙しくなり、その話もいつかしなくなった。私もシナリオは考えたものの、アイデアを表現するシステムを思いつかなくて、htmlで途中まで作ってそのままだ。石田さんがご存命のうちに完成したかったが、それも叶わなかった。サスケさんのツイートを見て、なんとかして完成させたいと改めて思った。

 

リンク テキストアドベンチャー「鏡面世界の男」

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昭和の特撮を冷静に見る 『仮面ライダーX』第24話

第24話「復しゅう鬼ジェロニモ!音もなく襲う!!」

 小学校教師と生徒を人質に取ったサソリジェロニモがXライダーに言った。

「聞けXライダー、小僧と先生はオレの手の中にある」

 怪人のお前が「先生」と尊敬表現を使ってどうする?

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2015年の「ミラーフェスティバル」で撮ったザ・グレート・サスケさんの写真

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サスケさんの許可を得て掲載

サスケさん、宮内洋さん、芦川よしみさんが!

 ひし美ゆり子さんのお店「アジアンタイペイ」で「ミラーフェスティバル」が行われた。石田さんに会えるうちに会っておこうと思い、スケジュールを無理して参加した。お店に入ってイベント開始を待っていると、突然「ええ~?」とどよめきが。隣の男性が入口を見て「芦川よしみ?」とつぶやく。ザ・グレート・サスケさん宮内洋さん芦川よしみさんがゲストでなく、お客としてイベントに来たのだ。

サスケさんに写真を撮らせてもらう

 「サスケさんに会ったことありますが、腰が低くて良い方ですよ。一度会ったらファンになっちゃいますよ」と隣の男性が言っていた。私は思い切って「サスケさん、写真撮らせてもらっていいですか?」と声をかけると、快く承諾してくれた。男性が言うように物腰の柔らかい人だった。

 石田さんとひし美さんの共演だけでも夢のようなのに、サスケさん、宮内さん、芦川さんにまで会えて、忘れることのできない超豪華イベントになった。やってきた御三方も私と同じく、石田さんの容体が気になって駆け付けたのだろう。

 

石田さん、「冷静」をがんばって続けていきます 

 ”この写真アップしたいけど本人の許可なしにはなあ”と思っていたところ、twitterでサスケさんを見つけて許可をいただけた。そうか、あれからもう4年も経つのかという思いがわいてきた。石田さんとのお別れの日が思ったより早かったので、あのとき無理して上京したのはやはり正解だったと思う。

 昔、『ミラーマン』を見ていない私は、コアなファンの視点が正直わからない。しかし、石田さんが公認ファンサイトにしてくれたおかげで、いろんな出会いがある。がんばって「冷静」を続けていこうと思う。

 

blog.goo.ne.jp

※ひし美さんのブログにもイベントの様子が書かれている。

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昭和の特撮を冷静に見る 『仮面ライダーアマゾン』第10話

10話「黒ネコ獣人 保育園をねらう!!」

 ♪ アマゾンライダー ぶっころせー

 という挿入歌がイカす。

 『ミラーファイト』第一話の「怪獣は死ね!」というサブタイトルといい、昔の放送コードはムチャクチャだ。

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昭和の特撮を冷静に見る 『仮面ライダーX』第21話

第21話「アポロガイスト最後の総攻撃!!」

 番組始まってすぐのナレーション。

そしてアポロン宮殿の射撃練習場では、アポロガイストが毎日3時間射撃訓練を行っていた。

 3時間って短くないか? その後のアポロガイストのセリフもおかしい。

3日前からだ。300発撃って全てが中心に命中していたのが、1発2発、そして今日は3発もミスをしている。

 3時間で300発ならたいした練習量とは思えない。そこへ入ってきた戦闘員のセリフもイカしている。

第一室長殿、コーヒーを。

 お前、コーヒー飲むのか? 「日本キチガイ作戦」で死んだことといい、アポロガイストが死ぬ回はメチャクチャである。

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