石田さんがサスケさんを主人公にしようとした映画は『鏡面世界の男』?
《哀悼 石田信之さん》
— ザ・グレート・サスケ (@the_greatsasuke) June 16, 2019
ガンというインベーダーにことごとく打ち勝っていたはずだったのに…。ミラーマンが力尽きるなんてあり得ない…。24時間塞ぎこんでしまいました。石田さんは私が主人公の映画を企画・脚本・監督なさるおつもりでいらっしゃいました。
石田信之さん、永遠に…。合掌#石田信之 pic.twitter.com/k1lpxCbozN
『鏡面世界の男』とは
石田さんの自伝本『さよならミラーマン』収録の短編小説である。元レーサーの嶋暁彦が、神社で拾った古代鏡の不思議な力で巨大ヒーローになり、悪と戦うストーリー。巨大化した嶋は覆面を被る設定なので、覆面レスラーのサスケさんを主役に構想を練っていた映画はこれではないかと推察する。そう考えるのは確固たる根拠がある。石田さんは『鏡面世界の男』の商品化を考えていたのだ。
ゲームが完成したら売り込みをかけましょう
『さよならミラーマン』が出版されたとき、この小説でテキストアドベンチャーを作っていいですか?と申し出ると、石田さんは大変喜ばれた。「作品の神社のモデルになった場所の写真をあげましょうか?」「デザイナーにグラフィックを頼みましょうか?」とノリノリで、「完成して評判がよかったら売り込みをかけましょう」とまで言っておられた。
なんとか完成させたい
しかし舞台が忙しくなり、その話もいつかしなくなった。私もシナリオは考えたものの、アイデアを表現するシステムを思いつかなくて、htmlで途中まで作ってそのままだ。石田さんがご存命のうちに完成したかったが、それも叶わなかった。サスケさんのツイートを見て、なんとかして完成させたいと改めて思った。