『ミラーマン』を冷静に見る

ーー鏡京太郎(石田信之)も「面白いですね!」と絶賛ーー

『さよならミラーマン』出版イベントの映像を発見

 

youtu.be やはり、石田さんの映像を探している人が結構いるのだろう。今まで見たことのない動画が次々とYoutubeで見つかる。

 イベントの司会をしている二人は大洋図書の「羽田インベーダーズ」だと記憶している。2007年の動画ということは、この本が出てから12年も経つのかと少し感傷にふける。この本の基本編集方針は私のアイデアを元にされたらしいので、私にとっても思い入れのあるイベントだ。

 本の出版が決まったとき、どんな本にしてほしいかを一般からアイデアを募集していて、私は「京太郎がミラーマンの撮影現場から垣間見た70年代という視点にしてほしい」と要望した。”ミラーマンより昭和レトロに軸足を”と言ったわけである。溝の口の喫茶店で編集者の澤田さんが石田さんと打ち合わせをしていて、「赤井さんがこんな希望を出してましたよ」「それで行きましょうか」という感じで方向が決まったと聞いている。

 福岡のファンミーティングで、小説「鏡面世界の男」完結編を収録した『さよならミラーマン』第二弾の話を石田さんから聞いていた。追悼の意味も込めて、ぜひとも実現させてほしい。