国立病院に入院中の少年から毎朝新聞に手紙が来る。見舞いに行った京太郎は、少年の両親が交通事故で亡くなっていることを看護婦から聞かされた。
京太郎 |
「じゃあ、ひとりぼっちで入院してるんですか」 |
看護婦 |
「ええ。でも、あの子にはそんな暗さはみじんも。『僕にはミラーマンという友達がいるんだ。さみしくなんかないよ』。 そう言って涙ひとつ見せたことがないんですよ」 |
だが、少年が病室に貼っていたのは、なぜかキティファイヤーの絵だった。
京太郎が病院から電話をかけるシーンの「糖尿病教室」という貼紙も印象的で、今回は掲示物がいい味を出していた。